新型コロナウイルスが5類に引き下げ、実際の医療現場での変化は?

さて昨日から新型コロナウイルスが5類感染症へと引き下げられました。

完全に収束したわけではないですが、事実上のコロナ禍の終了と言えると思います。

僕達夫婦はともに医療職。

僕は理学療法士、嫁は医療事務です。

お互いに職場は違いますが、それぞれの目線で新型コロナウイルスの5類への引き下げで感じた変化を書いていきたいと思います。

目次

デイサービスでの変化

僕は現在は運動特化型デイサービスで働いています。

コロナ禍になってからというものの、常に換気、テーブルにはアクリル板、マスク着用、来所前の検温、送迎前の消毒、送迎車の消毒は当たり前となりました。

さて、昨日から変わったコロナの扱い、それに伴い変化したことは、テーブルのアクリル板の撤去のみでした。

やはり疾患持ちの高齢者が集まる場所、会社全体としても、感染対策は基本的に継続です。

まあ、仕方ない。わかってはいます。

ただ5類まで下がってもこの状況だと、いつになってもコロナ禍前のようにはならないのではないかと思います。

マスク、消毒、検温が当たり前のデイサービス。きっとしばらくはこの形で進んでいくでしょう。

コロナ自体が落ち着いても、感染対策はやらないよりやったほうが良いです。

なので決して無駄なことではありません。ただ、なんか寂しいというか、虚しい感じがします。

世間はノーマスクの人も増え、GWにはたくさんの観光客、飲食店も賑わいを取り戻しています。

もうコロナのニュースを見ることもなくなりました。

ただデイサービスなどの事業所はその世間の動きからは取り残されたような感覚です。

たまに、ご利用者さんの素顔を見るとこんな顔なんだと初対面気分です笑

マスクを外して、お互いに話せるようなそんなときが早く来るといいな!

病院での変化

嫁は医療事務。地域の小さな病院勤務です。

コロナの5類引き下げになりましたが、大きな変化はないようで病院での対応の仕方は変わらず。

ただ病院は変わらなくても世間は変わっています。

そう、ノーマスクで病院に来られる方が増えているのです。

もちろん病院内はマスクの着用が義務なので、説明を医療事務の方が行うのですが、これがなかなか理解を得られず、怒鳴られることなどもあるそう…。

なかなかに理不尽。可哀想。

そして発熱外来自体も変わらずあるのですが、発熱患者さんの中には発熱外来を受けてからじゃないと受診が出来ないことを説明しても、なかなか納得されずに怒鳴る方も。

医療事務は病院の窓口。

患者さんに様々な説明を行う必要がありますが、今回のように変化を伴うときは、納得行かない患者さんが増えてしまいます。

「いつも医療事務ばかりが怒鳴られるし、はけ口にされる、ホント嫌」と嫁も毎日ストレスMAXです。

そんな中でも頑張っている嫁はえらい!!

また最近増えているのが、コロナの検査が自己負担になったとのことで、検査を受けずに帰る患者さんも多いとのこと。

なんとなく予想はしていましたが、やはりそうなりますよね。

そして、嫁が最近もっとも苛ついているのが、マイナンバーカードの保険証確認について。

専用の機械を使用し、マイナンバーカードで服薬情報や保険証の確認などを行うのですが、マイナンバーカード持ち主本人が行う必要があります。

若い人ならいいのですが、高齢者になるとこの機械での操作、理解度がなかなか難しいとのこと。

何度も説明しているうちに、機械がタイムアウトしたり、暗証番号を大声で話したり、何もわかならないの一点張りだったり…。

全然進まず、業務負担が以前より増えてしまっていると。それに対して苛ついてしまうとのこと。

マイナンバーカードは今後も便利になっていくと思いますが、これはそれを理解している人がというのがポイント。

結局わからない方には難しいことが一つ増えただけになってしまいます。

だからといってずっと今のままでは発展がありません。

変わることのメリットとデメリット。嫁はそんなデメリット側に今向き合っています。

光あるところには闇がある。RPGでよく聞くセリフですが、本当にその通り。

嫁は毎日大変ですが、いつかこの闇を打ち消していけるような勇者になってほしいものです。

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この記事を書いた人

岐阜に住む35歳。
妻と猫の2人と1匹暮らし。
実際に体験したことや好きなことを中心におすすめ情報を書いています。

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