今日は僕のおすすめ漫画を紹介していきたいと思います。
普段はあまり漫画を読まない僕ですが、この漫画だけは全巻コンプリート中です。
漫画カイジのスピンオフ
1日外出録ハンチョウは漫画カイジに出てくる大槻というキャラクターのスピンオフ作品となります。
僕も始めて見たのはカイジからでした。
地下の強制労働所。不正チンチロでペリカ(地下でのみ使用されるお金)荒稼ぎしていた大槻。
大槻は溜め込んだペリカで1日外出券を購入し、外での生活を満喫していた。
そこにやってきたカイジ。カイジは仲間と協力し、大槻の不正を暴き、溜め込んでいたペリカを全て奪う。
カイジではそんな敵役、悪役、やられ役だった大槻。
ただ短い出演ながらも大槻のクセのあるキャラが好評だったのか、スピンオフ作品が生まれました。
それが1日外出録ハンチョウです。
圧倒的!休日の過ごし方!
1日外出録ハンチョウの魅力はなんと言っても大槻の外出時の過ごし方。
日々、地下の強制労働所に詰め込まれ、まともな食事も貰えず、不衛生な設備、そんな劣悪な環境にずっといる人間がたった1日だけ外出を許されたならどんな行動をするでしょうか。
想像してみてください。
僕ならまずは美味しいご飯です。食べたいものが次から次へと出てくると思います。
次は体を癒やすマッサージ?趣味のゲーム?それとも温泉?もう1日じゃやりたいことの1割も達成出来なそう。
普通の人間ならこの貴重な時間を1秒も逃さまいと必死になりますが、大槻は違います。
まず外出の1日が始まったら、服に付いている毛玉を取ります。
まずは上着のニットから、ひとつひとつ丁寧に。次にズボンの毛玉も。もはや狂気的です。
毛玉を取り終わる頃にはもう夕方を過ぎています…。そしてホテルに泊まり半日が終わります。
普通の人間でも土日にこんな過ごし方はしません。
毛玉取りなんて優先順位のかなり下なのに、これを貴重な1日外出で半日使うなんて恐ろしい…笑
そして翌朝、大槻はスーツを購入し、昼時の忙しい立ち食い蕎麦屋に立ち寄ります。
中は昼休憩で忙しい時間の合間でちゃっちゃとご飯を済ませに来たサラリーマンたちがたくさん。
その中でひとりテーブル席に座り、一品料理のコロッケやおひたしを頼んでいきます。
そして蕎麦はシメに頼むから後でと言い残し、最後に生ビールを一つ…と悪魔的な注文をします。
周りのサラリーマンは仕事中で我慢しているお酒を真っ昼間から一人堂々と飲む大槻。
周りのサラリーマンは大槻が羨ましくて仕方ないのです。俺も飲みたい…。辛い…。
そんな悶ているサラリーマンたちを大槻は肴にして楽しんでいるのです。まさに悪魔的な楽しみ方!
これが大槻の1日外出時の過ごし方。ちなみに第1話のお話です。
中毒性のある漫画
大槻には子分が二人、沼川と石和です。この二人もカイジで登場しています。
1日外出時には沼川、石和も入れた3人で出かけることも多く、この3人での過ごし方もまた面白いです。
3人ともいい年のおじさんです。おじさん3人の休日です。
それだけ聞いたら、何が面白いのかって感じですが、なんかクセになる面白さがあります笑
誰もがどこか共感できる内容でありつつ、ふとニヤケてしまう内容。
ただの日常をいろんな視点から切り抜いて、エンタメにしてくる福本先生を始めとしたスタッフの皆さんに驚きます。
ハンチョウを読んでいると、僕もこんな有意義な休みを過ごしてみたとさえ思ってしまいます。
たまに、土日とか予定がないときに大槻ならどんな風に今日を過ごすのだろう…なんて想像することもしばしば笑
現在スピンオフ作品なのに15巻まで出ています。スピンオフとは…。
中毒性のある漫画なのでぜひ気になる人は手にとって見てくださいね!
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