今回は去年、新居を購入する際に参考にした本の紹介です
これから住宅ローンを組むことを考えている方に
是非おすすめしたい本です
実際にこの本で学んだことは住宅購入の際にかなり役立ちました
これから家を買う人の必読書
まず前提として、著者の千日太郎氏は公認会計士であり、不動産業やFPなどではありません
その為、こんな家が良いという不動産的な話は殆どなく、家を買うときのお金の話が殆です
なかなか専門的な部分まで細かくお話されています
中立的な立場で買う者の立場に寄り添って話を進めています
最初の【損得勘定よりも大事なこと】の一文で心に刺さった一文がありました
ほとんどの営業マンは、ただ家を売りたいだけです。
家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本
当たり前のことですが、ついつい忘れてしまうことです
親身になってたくさん相談なども乗ってくれますが、根本的な部分は家を売りたいだけです
自分が知識が少ない立場では言いぐめられることがあります
この本を読むことで少しでも知識を付けることや、家を買う際のお金の考え方を身につけることが出来ます
変動金利か固定金利か
永遠のテーマのこの変動か固定か
もちろんこの本でも大きなテーマとして書かれています
まず、どうしても考えてしまうのがローンの返済額を安く済ましたいとのことです
僕もそうでした、同じものを買うなら誰だって安いほうがいいです
少しでも出費を少なくして買うことが賢い買い方です
でもこの本を読んで家の場合ではそれに当てはまらないと学びました
まず、変動金利と固定金利では変動のほうが安いです(金利変動が大きく動かなければ)
ローンを組む銀行にもよりますが、変動と固定では金利は0.5〜1.0%近く差があります
家という高額の借入金で、35年ローンを組んだ場合、金利0.5〜1.0%の差は相当でかいです
総支払額では200〜400万程、それ以上になるかもしれません
なら変動一択でしょ、となりますがこの考え方は非常に危険です
なぜなら変動金利は金利変動のリスクを自身が負うからです
超低金利時代での現在ですが、昨年末に日銀が長期金利の上限幅を上げたように
いつ、どのように金利が変化するかは誰にもわかりません
ましてや35年先の金利変動など全く読めません
その為、住宅ローンのシュミレーションを行うときは、固定金利で行う
固定金利で余裕があれば、変動金利で組み、変動金利が上昇した際のリスク管理のために貯金しておく
変動金利なら買えるけど、固定は厳しいから変動で買う
これは危険です、金利が上昇した場合に、リスクに対応できないためです
このような考え方が、この本には記載されています
住宅ローンを組む前の当たり前の知識かもしれませんが
この考え方を知っているのと知らないとではリスクに対する許容が変わります
ローンの考え方・ローンの知識が将来の自分を救う
上記でも示したような、考え方・知識がこの本にはたくさん書かれています
この本を「読んだ自分」と「読んでない自分」が家を購入した場合
間違いなく「読んだ自分」の方がいい買い物が出来ると確信できます
今回は変動金利、固定金利の話を紹介しましたが
年収別の妥当な借入額、ペアローンの落とし穴、持ち家か賃貸かなど込み入った話が多く乗っています
これから家の購入を考えている方はぜひ読んでほしい一冊です
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